ニーズの拡大
映像化するネタの飽和、若年層のユーザー増加による購入枚数の減少により、それまで爆発的に売り上げていたDVDソフト、および再生機器の売り上げは緩やかな下降線をたどることになったのです。
それらの理由以外にも、さらにいえば、DVDマーケットの売り上げ数量がすべてのビデオ関連商品の60パーセントにも達し、DVDが既存媒体の代替として成長する余地が少なくなってきたことも、見逃すことができません。
やっぱり、映像ソフトマーケット全体のニーズを伸ばしていかなければDVD全体のマーケットの拡大も望めない時期にさしかかっていたのです。
DVDソフトの普及に大きく貢献していたのが、「TSUTAYA」や「GEO」などの大型ビデオレンタルチェーンです。
「カルチャーコンビニエンスクラブ」をキャッチコピーに掲げるTSUTAYA、GEOはその後発にあたります。
それぞれが売り場面積を拡大させていった結果、売上げも着実に上げていきました。
大型店舗は商品のバリエーションを充実させることで、その競争力を強化し、その結果として売上げを伸ばすことに成功したのです。
つまり映像ソフトも音楽用CDや書籍とお案じ用に、充実したラインナップが店舗間競争に勝ち抜くためのポイントとなってきたのです。
つまり各チェーンの店舗競争力は、店舗が「都市部か地方か」「駅前か郊外か」といった立地条件の影響よりも、広い店舗面積を有し、いかにラインナップを充実させるかが売上げを左右するようになりました。